シザーハンズのキム役はかわいいけどクズ?あらすじと作品を簡単に解説

2019年11月21日

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

シザーハンズのキム役はかわいいけどクズ?

はい、今日はこちら。

出典:goo.gl/eoDzTq

映画シザーハンズです。

この作品は1990年12月7日に公開された映画で、

アメリカの映画です。

監督は古くは「ビートルジューズ」「バットマン」シリーズ、

最近では、

「チャーリーとチョコレート工場」、

「アリスインワンダーランド」などのティム・バートン。

 

主演は両手がハサミの純粋な心を持つ人造人間に、

ジョニーデップ、その人造人間が恋をする女の子を、

ウィノナ・ライダーが演じます。

 

この映画はティム・バートン作品の最高傑作では?

と言われている作品です。

 

今日は、この作品に登場するヒロインにスポットをあてて、

映画の魅了をお伝えするのと、

このシザーハンズという作品を理解していただける様に、

分かりやすく解説したいと思います。

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シザーハンズのヒロインキム

シザーハンズのキムは、

ジョニーデップ演じるエドワードを街に連れてきた女性の娘です。

出典:goo.gl/3jwh3n

エドワードは、キムに恋をします。

 

キムの写真を見て一目惚れするんです。

 

確かにエドワードが一目惚れするのも分かりますね。

 

かわいいです。

 

キムはチアリーダーで、

学園の人気者というキャラクターです。

 

優しいエドワードに徐々に惹かれていきます。

出典:goo.gl/1LZDqu

キムおばあちゃんも同じ女優です

孫娘に何故雪は降るの?

と聞かれて話始めるおばあちゃん姿のキム。

出典:goo.gl/Svz4GQ

このキムおばあちゃんを演じているのも、

キム役を演じたウィノナ・ライダーです。

キムはクズなのか?

映画シザーハンズでは、ジムの父親の金庫からお金を盗む為に、

ジムの家にエドワードが忍び込み、

 

エドワードが警察に捕まってしまうというシーンがあります。

 

そもそも、この事件の首謀者は、

キムのボーイフレンドのジムです。

 

そしてエドワードに、

この事件に加わる様に説得したのはキムだからです。

 

エドワードは、大好きなキムから頼まれれば、

断る事はできないし、

当然キムの事を庇うでしょう。

 

ジムの事を喋れば、

キムも一枚噛んでいた事がバレてしまいます。

 

キムを守る為なら、エドワードは沈黙しますよね。

 

そんな純粋なエドワードと違い、

キムは真相を語りません。

 

エドワードの信用は失墜し、

街中の人たちから、白い目で見られ、

変な噂まで流されるのです。



エドワードの事を本当に思っているのなら、

本当の事を自分が喋って、

エドワードの潔白を証明するのでは?

 

という事で、

キムに対してクズだと言っている人がいるのです。

 

確かに、キムがその様なスタンスであれば、

その後の悲劇は、

生まれなかったかもしれないですからね。

キムを演じたウィノナ・ライダーとは

ウィノナ・ライダーは1971年生まれの女優さんです。

最近ではブラックスワンや、

ドラマ「ストレンジャー・シングス」にも出演している。

出典:goo.gl/Bgi3se

実はウィノナ・ライダーは子供の頃、

学校で酷いイジメにあっていました。

 

その為、10代で境界性パーソナリティ障害を患っていたのです。

 

なので、このシザーハンズで演じた、

人気者のチアリーダーのキムは、

実際のウィノナ・ライダーとは、全く正反対な役柄なのです。

 

10歳位で演技の仕事をはじめ、

「ルーカスの初恋メロディー」がデビュー作です。

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シザーハンズ以降も「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」や、

「若草物語」で女優として評価されますが、

 

2001年にビバリーヒルズのブティックで、

洋服など、およそ67万円を万引きしたとして、

捕まってしまいます。

 

この時期、彼女は精神的にかなり不安定だったと思われます。

 

これだけに止まらず、

飛行機の中で大量の精神安定剤を飲んで、

搬送されたりもしています。

 

色々とあって、

お騒がせ女優の様な扱いをされているんですね。

 

しかし、最近は復活傾向にあります。

 

ドラマ「ストレンジャー・シングス」で、

ゴールデングローブ賞ドラマ部門女優賞にノミネートされ話題になりました。

 

ノミネートは23年ぶりです。

シザーハンズのあらすじと解説

シザーハンズあらすじ

こちらが、シザーハンズの予告です。

可愛い孫娘から「雪は何故ふるの?」と聞かれた事から、

おばあちゃん(キム)は話始めます。

 

昔町から離れた山の上の屋敷に、

発明家のおじいちゃんが住んでいました。

 

彼は人造人間を作り出します。

 

エドワードと名付けて愛情をそそぎます。

 

エドワードの手はハサミになっていいます。

 

まだ手の部分はまだ未完成で、

手にハサミを代用したのです。

 

そして、エドワードの手が完成しますが、

その手を装着してあげる前に、

おじいちゃんは発作を起こして死んでしまいます。

 

エドワードは、1人屋敷に取り残されてしまうのです。

 

その後、この屋敷に1人の女性が訪ねてきます。

化粧品のセールスマンのペグという女性です。

 

優しいペグは事情を知って、

エドワードを自分の家に連れて帰ります。

 

エドワードは、ハサミの手で植木の手入れをしたり、

ペットの毛を刈ったり、

独創的なセンスで女性の髪を切ったりして、

やがて、街の人気者になります。

 

そして、ペグの娘キムに恋をするのです。

 

と、ここまで優しい世界を描いていて、

とてもほのぼのした気持ちで見れるのですが、

物語はこのままでは終わりません。

 

キムのボーイフレンドのジムは、

エドワードのハサミは鍵を開ける事ができるのを知り、

エドワードに自分の父親の金庫を開けさせて、

お金を盗む計画に組み込む事をキムに提案します。

 

キムは最初拒否しますが、ジムのいう事を聞いて、

最終的にエドワードがジムの計画に加わる様に説得します。

 

その結果、金庫の警報装置が作動して、エドワードだけが、

捕まってしまうのです。

 

エドワードは自分1人でこの罪をかぶりました。

 

事件の真相を明かせば、

大好きなキムも無事でいられなくなるからです。

 

キムは自分がした事を後悔して、エドワードに詫びます。

 

「いいんだ」エドワードは言います。

 

「なぜ?」キムがエドワードに聞くと、

 

「君の頼みだから」

 

エドワードの優しさに惹かれていくキム。

 

そんな2人の様子に嫉妬を募らせていくジム。

 

ジムの嫉妬はエドワードへの憎しみに変わります。

 

ジムのエドワードへの攻撃、

そして、その事が発端として起こった事件で、

街の人々もエドワードを危険な存在として、

追い立てます。

 

エドワードは元いた屋敷に逃げ込みましたが・・・

シザーハンズ解説

このシザーハンズはフィクションですが、

監督のティムバートンが体験した事が、

元になって作られている事をご存知でしょうか。

 

この話を聞くと、

えっ!でも!人造人間の話ですよ!

 

と思ってしまうのですが、

実はあの人造人間のエドワードは、

監督のティムバートン自身をキャラクターにした物なのです。

 

あの逆立った髪の毛、

そして真っ黒な服。

 

若き日のティムバートンと、

高校時代にノートに書いていた、

落書きしたキャラクターが融合したのが、

主人公のエドワードなのです。

 

エドワードはティムバートンの分身なのです。

 

そして、あのハサミは彼の心を表しています。

 

触ろうとした人を傷つけ、

自分自身でさえも傷つける。

 

コミュニケーション障害を持つ、

ティムバートンの心をハサミとしているのです。

 

ティムバートンは子供の頃、

普通の少年とは違い外で遊ぶよりも、

部屋にこもって、

ヴィンセント・プライス(シザーハンズを生み出すおじいちゃん役)

の出演する映画に熱中する様な子供でした。

 

※ヴィンセント・プライスは様々なホラー映画に出演し、

三大怪奇スターの1人として有名。

 

ティムバートンの父親はスポーツマン、

一方、自分は奇妙な変わり者というレッテルを周囲に貼られ、

いつも孤独だったのです。

 

自分の父親と自分が全く違う感性を持っていた事から、

父親に対して、この人は自分の父親ではないと本気で思っていました。

 

逆に、テレビの中に出てくるヴィンセント・プライスが、

自分の父親ではないかとまで思っていた。

 

その為、エドワードの生みの親の発明家のおじいちゃんを演じるのが、

ヴィンセント・プライスなのです。

 

ティムバートンがディズニー時代に、

初めて作ったたった6分の映画。

 

「ヴィンセント」

にも、少年時代のティムバートンの苦悩が描かれています。

 

こちらが、「ヴィンセント」です。

ナレーションを担当するのは、ヴィンセント・プライスです。

主人公の髪型が、

シザーハンズのエドワードにそっくりですね。

 

映画シザーハンズの登場人物には、

全てモデルがいるとティムバートンは語っています。

 

シザーハンズに出てくる、

嫌な奴ジムは最後死んでしまいます。

 

愛するキムに暴力を振るったジムに切れるのは理解できますが、

ジムの腹を刺し、2階から叩き落とします。

 

ジムは死んでしまいます。

 

ジムは超嫌な奴なので、やられてスッキリもするのですが、

殺さなくてもいいじゃない!とも思ってしまいます。

 

おそらく、このジムのモデルの人に、

相当嫌な事をされた恨みがあったのかもしれませんね。

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最後に

という事で今日はシザーハンズについてでした。

まず、前半ではヒロインキムについて、

シザーハンズの時は可愛かったですね。

 

キム役のウィノナ・ライダーの精神面は大丈夫なのか、

ちょっと心配ですね。

 

また、後半はシザーハンズの解説でした。

 

この映画の中のエピソードは、

実際に監督のティムバートンが体験した事を、

描いているんですね。

 

そして、それをおとぎ話にしています。

 

子供の頃ティムバートンがホラー映画を見て、救われた様に、

このシザーハンズを見て、

救われた人が世界中にたくさんいる事でしょう。

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