カリートの道エンディング曲は?スカーフェイスと別の魅力ネタバレ

2019年11月21日

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

はい、今日はこちら。

出典:goo.gl/hJDexR

映画「カリートの道」です。

 

アル・パチーノの主演、

ブライアン・デ・パルマ監督の1993年11月の公開された映画です。

 

このコンビの作品でもう一作有名な作品がありますね。

 

スカーフェイスです。

出典:goo.gl/VHtbZh

この2つの作品はよく比較されるのですが、

主役が麻薬王という共通点はありますが、

 

見ると、全く違う印象を受けます。

 

スカーフェイスとの比較は後ほど行うとして、

今日はまず、このカリートの道の、

エンディングについて書きたいと思います。

 

この映画のエンディングがまた、素晴らしいんです。

 

普通映画が終わったら、

 

さっ!終わった!

という事で、集中力が一気に途切れるのですが、

 

この映画は、なんだかずっとこのまま見ていたいという、

 

気にさせられます。

 

それはやはり映像もいいのですが、あの曲です。

 

あの曲が何とも言えない雰囲気を演出してくれているのです。

 

今日はこのエンディングに流れる曲の話をまずしたいと思います。

スポンサーリンク

カリートの道エンディング(ネタバレ)

カリートは夢だったバハマに向かう為に、

グランドセントラル駅に向かいます。

 

彼を暗殺する為に追って来ていた、マフィア共を倒し、

恋人のゲイルが待つ電車のホームに向かいます。

 

電車に乗ろうとしたその時、

用心棒だったパチャンガと、

かつて自分がボコボコにしたベニー・ブランコが現れ、

ブランコに銃で撃たれてしまいます。

 

彼は死ぬ時にゲイルにお金を渡し、

街を出る様に言います。

 

そして、次第に意識が薄れていくカリート。

その場面がYouTubeにアップされていますので、ご覧下さい。

You Are So Beautiful~美しすぎてとは

このエンディングで流れる曲は、

「You Are So Beautiful(美しすぎて)という曲です。

 

オリジナルはビリー・プレストンというアーティストの曲でしたが、

ジョー・コッカーがカバーした曲になります。

(スポンサーリンク)




 

このジョー・コッカーは、

「愛と青春の旅だち」という映画の主題歌も歌っています。

 

では、オリジナルとジョー・コッカーのカバーを聞き比べてみましょう。

 

オリジナル版ビリー・プレストンの美しすぎてがこちら。

そしてこちらが、ジョー・コッカーのカバーバージョンです。

カバーの方は曲が短く、シンプルですね。

You Are So Beautiful(美しすぎて)歌詞の和訳

君はとても美しい 僕にとって
君はとても美しい わかってくれるかい
君は 僕の望むものすべて
君は 僕に欠かせない存在
君はとても美しい

君が運んで来てくれる素敵な喜びと幸せ
まるで夢のようだ

僕を導いてくれる光
暗い夜を照らしてくれる
神様が僕にくれたんだ
君はとても美しい
僕にとって

カリートの道あらすじ

麻薬王と呼ばれた男、カリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)は、

逮捕され、長期刑を求刑されていたが、

親友の弁護士クラインフェルド(ショーン・ペン)のおかげで、

たったの5年で復帰する事ができた。

 

カリートはクラインフェルドに感謝した。

 

しかし、5年という時間は決して短くなかった。

 

街に戻ったカリートだったが、そこにはかつての仁義はなく、

金の為なら平気で仲間を裏切る、そんな世界に変わっていた。

 

そんな腐った世界に、

麻薬王として君臨していた、

カリートの名前は伝説の様になっていた。

 

しかし、カリートは揉めた、

自分よりも格下のベニーブランコを殺す事は出来なかった。

 

以前のカリートなら、躊躇なくトラブルになった相手を殺していたが、

 

殺せなかった。

 

自分の衰えをカリートは感じた。

 

この出来事が、後の悲劇の引き金になる。

 

かつての恋人ゲイルともよりを戻し、

 

カリートは、この街から出て、

いつかは、南国バハマでレンタカー屋をやって、

のんびり暮らしたいと思う様になる。

 

しかし、そう簡単にはいかない、

様々なトラブルがカリートを襲う。

 

彼は、安住の地に恋人と共に行く事が出来るのか?

カリートの道 暗黒街の抗争

カリートの道は、元ニューヨーク州の最高裁判所判事であり作家の、

エドウィン・トレスの「それから」が原作です。

 

カリートは架空の人物で実在の人物ではありません。

 

この物語は「カリートの道」と「それから」の二部作になっています。

原作の「カリートの道」はカリートの生い立ちから、

30代までのカリートを描いています。

 

「それから」の方は40代以降の、

映画カリートの道で描かれた部分になります。

 

なので、映画のタイトルはカリートの道ですが、

実際の中身は原作の「それから」の中身になっているのです。

 

何故こんな事になったのかと言うと、

マーティン・スコセッシ監督の作品に、アフター・アワーズという作品がある。

 

その作品と混同しない様にという事で、

タイトルをカリートの道に変えたのです。

 

マーティン・スコセッシの映画 After Hours

出典:goo.gl/hVKT7w

 

カリートの道の原作「それから」After Hours

出典:goo.gl/ekQRVJ

 

で、原作のカリートの、

30代までの部分を描いた作品も映画化されています。

 

それが、これです。

カリートの道 暗黒街の抗争 [DVD]

 

若き日のカリートを描いています。

アル・パチーノは登場しませんので、ご注意ください。

スカーフェイスとの比較

スカーフェイスもアル・パチーノが主演の映画で、

ブライアン・デ・パルマの作品である事はご存知だと思います。

 

スカーフェイスはキューバから来た、

難民トニー・モンタナが、アメリカで麻薬王となるため、のし上がって行き、

最後は自分のエゴが原因で、全てを失うというお話です。

 

この映画はトニー・モンタナという強烈なキャラクターが、

成り上がっていく様子を見るのが痛快で、

物語に引き込まれます。

 

一方このカリートの道は、同じ麻薬王ですが、

それは、過去の事であり、

この作品の主人公は上り詰めた頂点から、

降って行き、別の世界に行こうとしています。

 

そこには、スカーフェイスの様な、

エキサイティングな疾走感はありません。

 

しかし、この作品では、トニー・モンタナとは別の、

男の哀愁が漂う、また別の主人公を見る事ができます。

 

クライマックスのカリート・ブリガンテが、

暗殺者から逃げる、グランドセントラル駅のシーンは、

ハラハラする展開に、引き込まれるでしょう。

 

そして、最後のエンディングには、

あのYou Are So Beautiful(美しすぎて)が流れて、

素晴らしい余韻をあなたに残してくれるでしょう。

 

(スポンサーリンク)




おすすめ記事

セブン(ネタバレ映画解説)あらすじ・結末・フリーマン真犯人説まで詳しく

スカーフェイスの名言・名ゼリフ、トニー・モンタナは最高だぜ

 

 

 

 

 

 

スポンサーリンク