映画カジノは実話!モデルになったヤバイ男達の生涯
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1995年公開の映画
原作:ニコラス・ピレッジ「カジノ」
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ
前回紹介した映画「グッドフェローズ」がヒットした事もあり、第二弾として作られた映画です。グッドフェローズと同じ様にこの話は実話を元に作られた作品です。
主役のエース(ロバート・デ・ニーロ)もジンジャー(シャロン・ストーン)もニッキー(ジョー・ペシ)も実在の人物です。
今日はこの映画のモデルになった男たちについて、お伝えします。
映画カジノのモデルがヤバイ
まず、先にこの映画のストーリーを簡単に紹介します。
映画カジノストーリー
舞台は1970年代のアメリカ、ラスベガス、この時代ラスベガスのカジノはギャングが支配していた。そんなラスベガスに1人の男が現れる。
ロバート・デ・ニーロ演じるエースことサム・ロススティーンだ。
エースは凄腕のスポーツ賭博の予想屋だった。
エースは運やツキなど一切信用しない、
徹底的に情報を集め、理論的に賭ける。
その勝率も驚異的だった。
シカゴにいた時は違法賭博で儲けていたが、
警察に追われてシカゴにやってきた。
すると、エースの生活は一変した。
エースのギャンブルの強さは飛び抜けていて、
彼の助言に従えば必ず勝てる、儲けが出るという事で、
ギャング達から絶大な信頼を得る事に成功する。
彼は、ただのノミ屋からカジノ「タンジール」を取り仕切るボスとなった。
彼がボスになってからのタンジールは恐ろしい程の成功を収めた。
ギャンブラーのエースにとっては、カジノの客などただのカモ、
莫大な額の金を客に使わせた。
そんな順風満帆なエースだったが、エースにあやかろうと、
幼馴染の超凶暴な男ニッキーがベガスにやってくる。
ニッキーは暴れん坊でトラブルメーカー、
また、エースはジンジャーという女と結婚するが、
実は彼女はエースを愛していなかった。
金の亡者の様な女だったのだ。
この2人の登場により、エースの人生の歯車が狂っていく。
映画カジノのモデルとなった人物
フランク"レフティ"ローゼンタール
生年月日1929年6月12日 シカゴ出身
2008年の10月に79歳で亡くなっている。結構最近まで生きてたんです。
シカゴでは有名なノミ屋だった。
ベガスに移ってからカジノ「スターダスト」のボスに出世する。
彼は実質的なナンバーワンだったが、逮捕歴があった為カジノ経営のライセンスが取れなかった為、別で社長を雇っていた。
映画の中でデニーロがテレビに出演していたが、実際にレフティも出ていた。
その映像がこれ。
また、映画の中で、デニーロが乗ったキャデラックが爆破されるシーンがあるが、
これは、実際にあった殺人未遂事件。
この写真はレフティが乗っていた本物の爆破されたキャデラックの画像。
後ろと比べて、前は原型を留めてますね。
彼が乗っていたのは、1981のキャデラック・エルドラドで、
爆発した爆弾は、ガソリンタンクに仕掛けられていたが、
この車は運転席の下に頑丈な金属プレートが付いていた為、助かったそうです。
レフティは1988年犯罪歴が原因でベガスを追放された。
アンソニー・"トニー"・スピロトロ
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ジョー・ペシが演じた、ニッキーのモデル。
映画の中でも凶暴な男として描かれているが、彼が殺されるまでに、
FBIはスピロトロに対して、22人の殺害に関係していると見ていました。
映画で彼を演じたジョー・ペシにそっくりです。
身長もほとんど同じで157センチ。(ジョーペシは158センチ)
彼を知っている人は、ジョー・ペシを見て、本物と間違った程です。
殺人の容疑をかけられたので、シカゴからレフティを頼ってベガスに来る。
ベガスでは宝石の強盗団を組織して、弟と共に勢力を拡大した。
シカゴのマフィア、シカゴ・アウトフィットのボスの、
ベガス代理人の役割を果たしていた。
敵対する相手の頭を万力に挟んで潰して殺害した事もある。
それ程凶暴な男。
しかし、その生涯は悲劇で幕を閉じる。
映画で出てきた、金属バットで撲殺されたシーンは現実に起きた事件。
※スピロトロの死体の発見現場
原因は、シカゴ・アウトフィットのボスが、
ベガスから不正に金を受け取っているという容疑で、
懲役28年の判決を受けた、ボスは当局に察知されたのは、
スピロトロが原因と思った為、彼の暗殺指令を出したと言われている。
また、組織の幹部達も、スピロトロの派手な行動に手を焼いていたので、
殺されたとも言われている。
弟と共に、トウモロコシ畑で金属バットでボコボコに殴られ、
生きたまま埋められ、殺害された。
後に警察が死体を掘り起こしたが、
死体は殴られまくって、ボロボロになっていた。
アメリカのテレビで、死体を掘り起こす場面がテレビで放送された。
柏木昭男
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映画に登場する日本人ギャンブラーのイチカワのモデルとなった人物、
山梨県で不動産と貸金業を営んでいた。
ヤクザ顔負けの厳しい取り立てで知られ、
財産を築いたが、彼にはもう一つの顔があった。
それは、バカラ賭博のハイローラー(高額な掛け金をつぎ込む客)として、
世界中のカジノで広く知られる存在だった。
あの、ドナルド・トランプの著書にも登場する人物だ。
Trump:: The Art of the Comeback
※柏木とのギャンブル勝負の様子を書いているトランプの著書
ドナルド・トランプが経営するカジノに勝負に行き、
約9億円の勝ちを収めた。(リターンマッチでは、トランプ側が15億の勝ち)
そんな一流のギャンブラーと言われていた男だったが、
1992年に自宅で刺殺体で発見される。
日本刀の様な刃物で首を数カ所刺されていて、失血死していた。
部屋には物色された跡がない事から、恨みによる犯行と言われている。
この事件は犯人が捕まらず、時効を迎えた。
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映画カジノの原作
こちらが、ニコラス・ピレッジの原作本です。
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