ピンポン(映画)ARATAや窪塚など凄いメンバーが参加した作品の魅力とは
はい、今日はこちら!
映画ピンポンです。
2002年7月公開の映画です。
監督 曽利文彦
脚本 宮藤官九郎
キャスト
窪塚洋介
ARATA
中村獅童
サム・リー
大倉孝二
夏木マリ
竹中直人
荒川良々
卓球に懸ける男子高校生の青春を描いたスポ根映画です。
まずは、予告動画をどうぞ。
この映画の原作は同名の漫画です。
漫画原作の映画と言えば、「原作を冒涜している!」とか、
「実写化失敗!」とか「やめてくれ!」などネガティブな意見が多いのですが、
このピンポンに関しては、
原作を知っているファンの人も悪く言う人は殆どいないのではないでしょうか。
けっこうレビューでも、
これはこれでいいと言っている人が多いです。
それくらい映画としての完成度が高く、
出演者の演技や脚本もバッチリハマっている映画と言っても、
過言ではないと思います。
私はこの作品の原作の存在は知っていましたが、
全く読んでいません。
何の予備知識もなく映画を見たんですが、
この映画、面白くてビックリしました。
原作も読んでみたいと思いました。
映画ピンポンの魅力
では、この映画ピンポンの魅力をお伝えしましょう。
まず、この映画がどんなお話かというと、
この映画は漫画が原作
この映画の原作は松本大洋の漫画が原作です。
映画なので、2時間に収めなければいけない為、
原作のエピソードをはしょる必要があります、
よくあるのがエピソードがカットされる為、
重要な設定が変更されたりして、
本来の原作が持つ面白さが薄まる事があるのですが、
さすがは宮藤官九郎です。
原作を重視しつつ、その辺も全く違和感なく楽しめる作品になっています。
では、簡単にこの映画のストーリーを紹介しましょう。
あらすじ
ペコとスマイルは子供の頃からの幼馴染で、
共に片瀬高校の卓球部に所属している。
ペコは子供の頃からスマイルと仲がいい。
いじめられっ子だったスマイルはペコにいつも助けられていた。
そして、ペコが熱中する卓球をスマイルも始める。
ペコみたいに成れるかな?
子供の時からペコはスマイルにとって憧れの存在だった。
卓球の腕はペコに誰もかなわなかった。
しかし、高校生になってから卓球の実力は逆転していた、
ペコは自分の才能に溺れていて、真剣に練習しなくなっていた。
スマイルはそれに気づいていたが、
ペコに悟られない様にスマイルと対戦する時は手を抜いていた。
部活の先生やライバル達もペコではなく、
スマイルの才能を認めていた。
卓球部の顧問小泉はペコとはもう付き合うなといい、
スマイルのサポートに熱を入れる。
しかし、ペコの本当の才能を知っているスマイルは、
ペコが自分の憧れの存在、
ヒーローとして戻って来るのをずっと待っていたのだが・・
キャラクターが魅力的
出て来るキャラクターが皆んな魅力的で、
キャラが立っています。
とても個性的です。基本的に嫌な奴は出てきません。
不快になる事はありません。
どんなキャラクターが登場するかというと、
星野裕(ほしの ゆたか)通称ペコ 主人公
出典:goo.gl/HD8nnY
子供の頃から卓球の腕を磨き、抜群の才能を持つ。
子供時代から仲間達から憧れられていた。
しかし、高校では卓球部の練習をさぼって、
子供の頃から通うタムラ卓球場で賭け卓球をして、
金を巻き上げたりしている。
自分の才能に溺れ不真面目に過ごしているが、
卓球でテッペンを取るという目標を持っている。
ニックネームペコの由来については語られていない。
スナック菓子が好きでいつも食べている。
演じた俳優は窪塚洋介。
ペコの役がとてもハマっています。
ペコは独特な喋り方をするのですが、
独特なセリフ回しも窪塚だと全く違和感がありません。
月本誠(つきもと まこと)通称スマイル
出典:goo.gl/4rxK3j
ペコの幼馴染、
スマイルのニックネームは笑わないからスマイルと呼ばれている。
その無愛想な表情のため子供の頃いじめられっ子だったが、
いじめられる度にペコに助けられていた。
ペコの影響で卓球を始める。ペコの才能を誰よりも理解している。
現時点でペコよりも実力が上回っており、
顧問の小泉やインターハイチャンピオンも彼の才能を認めている。
しかし、自分の実力が上の事をペコには内緒にしている。
ペコのずば抜けた才能の事を一番知っている。
演じた俳優はARATA、この俳優さんは出る作品によって、
全く違う印象を出せる俳優さんです。この人と同一人物とは思えません。
因みにこれは映画蛇にピアスのシバです。
この作品では優しく大人しい高校生を見事に演じています。
風間竜一(かざま りゅういち)通称ドラゴン
出典:goo.gl/d4yu8f
インターハイ2年連続チャンピオンで海王学園高校の不動のエース、
ハードなトレーニングを行い、超ストイックな性格だが、
試合の前に必ずトイレに篭り、
必ず勝たなくてはいけないというプレッシャーに苦しんでいる。
スマイルの才能に惚れ込んでいて自分の学校に引き抜けないかと思っている。
スマイルの才能に嫉妬しているとも語っている。
演じた俳優は中村獅童、頭ツルツル、
眉毛も剃って迫力ある演技を見せています。
中村獅童の事あまりすきじゃなかったけど、
この作品を見てちょっと好きになりました。ペコとの試合は感動的です。
佐久間学(さくま まなぶ)通称アクマ
出典:goo.gl/oySp74
ペコ、スマイルの幼馴染、目が吊り上がっているので、
サクマ→アクマと呼ばれる。ペコとスマイルをライバル視している。
ドラゴンに憧れ海王学園高校に入学した。
卓球の才能はあまりないが、努力でレギュラーの地位につく、
ドラゴンに自分の事を認めさせる為に、
禁止されている対外試合でスマイルに挑戦するが、敗れ卓球部を去った。
ペコのずば抜けた才能を知るもう一人の人物で、
子供の頃は実はペコに憧れていた。
海王学園高校に行ったのは、ペコに勝つ為でもあった。
演じた俳優は大倉孝二です。
最初はめちゃ嫌な奴と思っていたら、途中から印象が変わります。
孔文革(コン・ウェンガ)通称チャイナ
出典:goo.gl/vPSnZs
中国からの雇われ選手、上海のジュニアユースのエリート選手だったが、
試合に敗れて日本に留学した。
日本人を下に見る傲慢な性格。
球の音だけでスマイルの実力を見抜く凄腕のプレーヤー、
偵察に来たペコと対戦し、
ペコに何もさせないままにストレートで勝利した。
インターハイの予選でスマイルと対戦、
スマイルはチャイナを圧倒するが、
チャイナに同情して、手を抜いてしまいチャイナに敗れた。
最初は日本人を馬鹿にしていたが、
物語が進むとその態度が変わっていく、チャイナを演じた俳優はサム・リー
オババ
出典:goo.gl/kk3XUm
ペコ達が子供の頃から通うタムラ卓球店を経営しているペコの理解者、
昔は凄腕の卓球選手だった。膝を故障して引退、
立ち直ったペコを特訓して一から鍛え直す。
タバコがトレードマーク。演じたのは夏木マリ。
小泉丈(こいずみ じょう)
出典:goo.gl/f2FTd8
ペコ達が通う片瀬高校の卓球部顧問、
若き日は彼も卓球の選手でバタフライジョーと呼ばれていた。
世界卓球選手権の日本の最終選考まで進むが、
相手選手に膝の怪我が判明、
しかし、その怪我を責める事ができず、
敗退し選手を引退した。演じた俳優は竹中直人。
音楽がいい
音楽は、主題歌をSUPERCAR(スーパーカー)、映画の中の音楽は、同じくSUPERCAR、石野卓球、BOOM BOOM SATELLITESが担当している。音楽がこの映画にとてもマッチしています。個人的な感想ですが、ペコがトレーニングをする時の音楽とペコとドラゴンの試合の時の音楽がとてもいいです。
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ピンポンに出てくるセリフがいい
キャラクター達が放つセリフも個性的で心に残ります。
名言や名ゼリフがたくさん出てきます。
ここでは私が個人的に好きなセリフを紹介します。
どうしても、努力してるけど才能が無いアクマや、
苦しみながら頑張っているドラゴンのセリフに共感してしまいます。
アクマ
なんで、俺じゃなくて、おめえなんだよ!
俺は努力したよ・・お前の10倍、100倍いや10000倍努力したよ!
・・・なのに、なんでお前なんだよ!
血反吐(ちへど)吐くまで走り込め。
血便出るまで素振りしろ。
今よりちったあ楽になんだろ。でなききゃ、
おめえに憧れたスマイルや俺が浮かばれねぇ。
ドラゴン
なししろ才能ってものは、
求める人間にのみ与えられる物ではないからなぁ
勝つのか?
・・まあいい・・楽しかった。
ここはいい・・また連れて来てくれ、ヒーロー。
ピンポンのロケ地
この映画の舞台は江ノ島近辺、映画にも出てきたロケ地を紹介すると、
下諏訪神社
出典:goo.gl/n19Bkf
ペコとスマイル達が子供の頃遊んでいた神社、回想シーンで登場しますね。
上諏訪神社
出典:goo.gl/ZZPT3B
ペコとオババが特訓した階段がある神社。
弁天橋
出典:goo.gl/nZsF5q
ペコが橋の上から飛び込むシーンで出てきた橋。
七里ガ浜高校
出典:goo.gl/xm9iSx
ペコ達が通う片瀬高校がここ。
この映画の評価
この映画のレビューを読んでいますと、皆さんの評価はとても高いです。
5段階評価で4というとろこですね。
意見で多いのは、
窪塚洋介の演技がハマりすぎ。
音楽を担当したスーパーカーがいい。
キャラクターが原作に忠実だったのが良かった。
元気がでる。
宮藤官九郎の脚本がいい。
などの評価が目につきますね。
因みにこの作品は、日本アカデミー賞で以下の賞を受賞しました。
優秀作品賞
優秀監督賞 曽利文彦
優秀脚本賞 宮藤官九郎
優秀助演女優賞 夏木マリ
新人俳優賞 中村獅童
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最後に
はい、という事で今日は映画ピンポンについてでした。結構古い映画ですが、好きな人が多いんではないでしょうか、まだ見ていない人は是非見て欲しい一本です。
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