アメリカンサイコ解説、パトリックベイトマンという男

2019年11月21日

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

大好きな映画の1つにアメリカンサイコがあります。

この映画は、アメリカの映画で、2000年に公開された作品です。

 

監督はメアリー・ハロン、

主演はダークナイトなどでお馴染みのクリスチャン・ベールです。

 

この映画、何がそんなに面白いかというと、

クリスチャン・ベール演じる、

主人公のパトリック・ベイトマンのキャラクターが最高なんです。

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パトリック・ベイトマンという男

この映画は主人公のパトリックベイトマンが自分の心の闇を満たす為に、

殺人を繰り返すサイコスリラーなのですが、

私はこの映画を見た時はギャグ映画として楽しく見ました。

 

それは、主人公のベイトマンというキャラクターの存在です。

 

これが、パトリック・ベイトマン。

出典:goo.gl/DLzHiw

テンション高いんです。

 

因みにこれは、部屋に呼んだ娼婦二人と、

行為をしている所をカメラで撮影してポーズを決めているシーンです。

 

しっかりと思い出をビデオに残します。

 

パトリック・ベイトマンは27歳、

ニューヨークのウォール街にある投資会社、

P&P社の副社長です。(父親が社長)

 

住まいはニューヨークの西81丁目、

アメリカンガーデンズの11Fというとても高級な所に住んでいます。

 

エリートなんですね。

 

ダイエットとエクササイズに余念が無く、

得意な事は腹筋、1000回は出来ると豪語しています。

出典:goo.gl/uFmC2Z

顔がムクんだ時はアイスマスクで冷やしながら、

朝のエクササイズをします。

 

その後シャワーを浴びます。

色々自分の事を解説してくれます

彼はシャワーから髭剃りまでのルーティーンにもこだわります。

 

そのルーティーンを紹介すると、

まず、ローションで毛穴の汚れを落とし、

クレンジングジェルで体を洗います。

 

ボディスクラブの後は、

フェイス用のジェルスクラブを使います。

 

そして、シャワーから出て、

ハーブミントのフェイシャルマスクを塗って、10分間待ちます。

 

髭剃りの準備をするからです。

 

アフターシェーブローションはアルコールフリーの物を選びます。

 

アルコールは肌を乾燥させ老けて見えるからです。

 

そして、モイスチャーライザーにアンチエイジングアイバーム、

そして仕上げにプロテクティブ・ローション。

 

そしてフェイシャルパックを外して、

毛穴の汚れ取った後髭剃りに進みます。

 

シャワーの浴び方や髭剃りの仕方まで、

ちゃんと解説してくれます。

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ベイトマンの学歴も完璧です。

ハーバードビジネススクール(全米屈指の経営大学院)を出ています。

あのショーンKが学歴詐称をするのに使った学校です。

 

その後投資会社のP&P社に入ったのです。

 

仕事場は個室で若い女性の秘書が一人ついています。

 

仕事場ではテレビを見るか、音楽を聞いて過ごします。

時々クロスワードパズルにも熱中します。

 

ベイトマンは仕事なんてしなくても大丈夫なポジションにいます。

出典:goo.gl/Purjgi

ベイトマンにとっては、仕事なんかよりも、

今日はどこのレストランで食事をするのかの方が、

よっぽど重要なのです。

 

また、ベイトマンは音楽にも造詣が深く、

アーティストやアルバムの事を詳しく教えてくれます。

その批評は音楽雑誌顔負けです。

出典:goo.gl/MbXBd9

(部屋に来たポール・アレンにヒューイ・ルイスについて詳しく解説するベイトマン)

 

ベイトマンの性格は完璧主義者で大の負けず嫌いです。

 

あらゆる物にこだわっています。

名刺もその1つです。

出典:goo.gl/UY5kKG

これがベイトマンの名刺、

 

色はボーンホワイト、書体はシリアン・レイル。

 

微妙な色の違いと書体にも、

こだわりがある事を心の声で解説してくれます。

 

しかし、ベイトマンの前にポール・アレンという男が現れました。

 

大口の顧客フィッシャーと契約を取り付け、

社内でも飛ぶ鳥を落とす勢いの男です。

 

彼がライバル視しているポール・アレンの名刺はというと・・

出典:goo.gl/Zu3eXU

 

微妙なオフホワイト、高級感あふれる厚み・・・す、凄い!・・

しかも、透し模様入り・・・

 

ポール・アレンの名刺を見て、ブルブル震えるベイトマン。

出典:goo.gl/tmQnJ1

しかも、ポール・アレンは、

予約が取れない店で有名なドーシアに、

週末の夜に予約を入れたというではありませんか。

 

・・・ポール・アレン許せん。

 

という事でポール・アレンはベイトマンに殺されてしまいました。

出典:goo.gl/MT9zMh

そんなアホな・・

映画の結末、オチはベイトマンの妄想だったのか?

ベイトマンは自分の心の闇を満たす為に、

殺人を繰り返します。

 

ポール・アレンを殺した時、

ベイトマンは友人マーカスの名前を語っていました。

 

ポール・アレン失踪事件を調べていた探偵キンボールは、

ポールとその日会っていた人物の名前(マーカス)を特定し、

マーカスの事を調べます。

 

しかし、そのマーカスにはアリバイがありました。

 

マーカスが友人達と食事していたという裏も取れています。

マーカスが白だとすると・・・

 

遂にベイトマンに疑いが向けられるのかと思いきや、

 

マーカスが書いたその日食事をしたメンバーの中に、

ベイトマンの名前が入っていたのです。

 

探偵のキンボールはベイトマンにもアリバイ有りという事で、

ベイトマンの疑いは晴れました。

 

しかし、殺人の衝動が抑えきれないで苦しんでいるベイトマンは、

遂に自分がポールアレンやその他大勢を殺害したと、

顧問弁護士に電話で告白しました。

 

後日会った顧問弁護士から、それはありえない、

ポールアレンとロンドンで10日前に食事したと、

ポールは生きていると言われました。

 

えっ?殺したんじゃないの?

 

結局殺人は、

単なるベイトマンの妄想かよ?

とも取れるオチになっています。

 

しかし、これは単なるベイトマンの妄想ではないと、

解釈する方が自然です。

 

実際にベイトマンは殺人を犯しています。

 

何故なら、映画の中で、

登場する人物の顔と名前を間違えるという描写が、

頻繁に行われています。

 

殺人が起こった日に、

ベイトマンが食事の場にいたというマーカスのメモも、

他の人と間違えて書かれたのでは?

 

またポールアレンと10日前に食事したという弁護士の言葉も、

別の人と間違えて言っていると思えるからです。

 

というのが、この映画冒頭のシーンで、

仲間達とレストランで食事している時、

同じ店に来ている客に対して「あれはロビンソンか?」

「バカ違うよポール・アレンだ」とか、

 

ベイトマンがメガネをかけているだけで、

別人と間違えて声をかけられたり、

皆んな人の事を間違えまくりです。

 

だいたい顧問弁護士もベイトマンの事を最初会った時、

「やあデイヴィス」と言って、

別の人と間違えていました(笑)(間違いすぎやろ!)

 

なので、この映画に出てくる登場人物の言う事は、

全くあてになりません。

 

第2の殺人現場となったポール・アレンの部屋は、

不動産屋さんが残された死体を処理し完璧にリフォームを済ませました。

 

事故物件になったら、物件の価値が下がるからです。

 

殺人事件よりも利益を優先させたのです。

 

再びポールアレンの部屋を訪れたベイトマンに、

不動産屋のおばさんは言いました。

 

「面倒はごめんです、もう来ないで」

 

ベイトマンは「来ないよ、心配はいらない」と言って、

ポール・アレンの部屋を出ました。

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パトリックベイトマンは何回見ても面白いです。

 

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※現在停止中です。

再開したら再度お知らせします。

最後に

映画の見方や解釈は人それぞれ、色んな見方があるんですが、

熱く語ってしまいました(笑)

それ程この映画が何故か好きなんですね。

それではまた!

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