悪の教典映画版のラストを解説【目やセリフの謎】

2019年11月21日

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はい今日はこちら!

映画「悪の教典」です。

ネタバレなので、まだ見てない人は離脱してね。

 

この映画のラストでサイコキラー教師の蓮実(伊藤英明)は逮捕されます。

 

保健室のAEDの録音に蓮実が生徒を殺す時の声が入っていたので、

蓮実の犯行が警察にバレてしまったのです。

 

警察に連行される蓮実の元に2人の生徒が・・

 

その時の生徒と蓮実のやり取りの意味がちょっと分かりにくい。

 

生徒の1人、二階堂ふみの左目。

 

白く濁っていきます。

 

なんやねんあれ?

 

と思った人もいたと思います(笑)

 

今日は悪の教典のラストの意味を解説します。

また、漫画版と原作のラストについても解説します。

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悪の教典映画版のラストを解説【目やセリフの謎】

では、映画のラストシーンを確認しておきましょう。

 

警察に連行される蓮実に、生き残った片桐怜花(二階堂ふみ)と、

夏越雄一郎(浅香航大)が蓮実の後を追い、

 

片桐怜花は「圭介(染谷将太)生きてるよね!?」と蓮実に問いかける。

 

蓮実は立ち止まり、ゆっくりと振り返ると、

 

怜花に対して蓮実は、

 

「ごめんよ・・本当にすまなかった・・」

 

「これは全部神の意志だったんだ。頭の中に響いて来た命令でやったんだよ」

 

「4組の生徒は1人残らず悪魔に取り憑かれていたんだ・・

・・これは皆んなの魂を救う為だったんだよ」

 

と言った後蓮実は片桐怜花に何か言います。

 

「・・・」(聞き取りづらいセリフ)

 

すると二階堂ふみの左目が白く濁っていきます。

出典:goo.gl/jSVnCc

その様子を見た蓮実は、

「オーディンによろしく伝えてくれ」と言います。

 

そのセリフを聞いた、浅香航大は、

蓮実は気が狂っていると言います。

 

「神の意志・・・狂ってる!こいつ・・完全に狂ってる!」

 

それに対して二階堂ふみは、それを否定します。

「ちがう・・こいつはもう次のゲームを始めてんだ・・」

 

すると蓮実は踊り出します。

 

「行こうぜ相棒、俺たちに責任能力なんてありゃしない」

あのショットガンの声が聞こえてきます。

 

蓮実は踊りながら口笛を吹きます。

すると屋上から突き落とされて倒れていた安原美彌(水野絵梨奈)が、

息を吹き返した所で映画は終わります。

 



二階堂ふみの目は何故白くなる?

蓮実は

「4組の生徒は1人残らず悪魔に取り憑かれていたんだ、

これは皆んなの魂を救う為だったんだよ」と言った後、

 

ちょっと聞き取りづらいセリフを言います。

 

映画ではちょっと聞き取り辛いのですが、

二階堂ふみの事を見て「ムニン」と言っています。

 

ムニンとは北欧神話に登場する神オーディンの僕(しもべ)の、

二匹のワタリガラス「フギン」と「ムニン」を指します。

 

オーディンは北欧神話に登場する、戦争と死の神。

出典:goo.gl/G1aTkh

 

「フギン」と「ムニン」は世界中を飛び回って、

様々な出来事をオーディンに伝えている。

 

 

蓮実は毎朝自分の家の庭に来るカラスを「フギン」と「ムニン」と名付けていた。

出典:goo.gl/UHWsAQ

 

一匹は蓮実が感電させて殺した。(フギン)

もう一匹のカラスは目が白く濁っていた。(ムニン)

 

このもう一匹のカラスと二階堂ふみを重ね合わせて、

ムニンと呼び、

 

「フギン」と「ムニン」の主人である、

オーディンによろしくと二階堂ふみ(ムニン)に言った。

 

勿論本物のオーディンのワタリガラスのはずもなく、

蓮実が勝手に言ってるだけです。

 

蓮実はムニンが自分の事を見張っていると思っている。

次のゲームは無罪になる事

「神の意志・・・狂ってる!こいつ・・完全に狂ってる」と、

浅香航大は蓮実の狂いっぷりに恐怖しますが、

 

二階堂ふみはそれを否定します。

「ちがう・・こいつはもう次のゲームを始めてんだ」

 

次のゲームとは何なのか?

 

これは、蓮実が責任能力を問われない様に、

無罪になろうとしているという事です。

 

精神異常者のフリをしている事を指しています。

 

あのショットガンの声が「俺たちに責任能力などありゃしない」

と言っている事がそれを現しています。

最後の安原美彌(みや)が生きていた描写の意味

安原美彌(水野絵梨奈)は屋上から蓮実に突き落とされます。

死んだと思っていた美彌が映し出され生きている事が分かり、

この映画が終わります。

 

実は原作でも安原美彌は生き残っています。

 

悪の教典は原作の小説版、漫画版、映画版の3つがあります。

映画版のラストは先に説明しましたが、

 

原作と漫画版のラストのそれぞれの違うも解説しておきましょう。

原作版と漫画版のラスト

原作のラストでは映画版と同じく片桐怜花と夏越雄一郎が生き残り、

安原美彌が生きていた事が分かります。

 

ラストシーンでは、

映画には登場しない、蓮実によって学校を追い出された、

数学教師の真田と片桐怜花と夏越雄一郎が喫茶店で会う場面。

 

蓮実が死刑にならなければ、

自分たちを殺しに来るだろうと話し合うところで物語は終わる。

 

漫画版では蓮実は逮捕された後も心身喪失を装い、

蓮実の裁判も描かれた。

 

蓮実に殺されかかった美彌は沈黙を守った。

 

蓮実の裁判は最高裁までもつれ、

禁錮25年。

 

蓮実は死刑を免れた。

勝ち誇った様に笑みを浮かべる蓮実が描かれて物語は終わる。

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